VirtualBox以外でUbuntuを使用する方法について、以下の3案を考察しましたが、結果的に全て却下となりました。

USBメモリから起動

 日経Linuxの2022年3月号の特集1「Linux入門2022(略)」において、「お手軽USBメモリ起動で最新Ubuntuを触り倒そう」というストライクな内容がありました。Ubuntuは通常版の21.10です。この方法は、UbuntuをPCにインストールするのではなく、USBメモリからUbuntuを起動する方法であり、Windows環境に影響を与えないとのこと。確か、この方法は、ラズベリーパイでマイクロSDから起動する方法と同じなので、なじみのある方法です。実際、日経に沿って実行してみると、Ubuntuのコアラのようなアライグマのような動物の紫色の壁紙と共にGUIが出現しました。動物の詳細は先の投稿を参照してみてください。
 その後、無線Wi-Fiの設定をすると、ブラウザであるFirefoxを使用できたので、これでOKと思い就寝しました。しかし、次の日に立ちあげてみるとFirefoxが繋がりません。原因はWi-fiの設定が消えていたので、昨日、設定を保存することを忘れたのかと思い、もう一度設定して確実に保存しました。そして、もう一回、立ちあげてみると、また設定が消えていました。
 結論としては、その都度USBから起動させているので、設定内容が保存されず無効になることが原因でした。つまり、使えない方法でした。

デュアルブートを使用して起動

 日経Linuxの2022年1月号の特集2「Windows11ガイド(略)」において、「Windows11PCに後からUbuntuを入れられる?」というまたまたストライクな内容がありました。しかし、これはWindowsとUbuntuのデュアルブートの構築法であり、LinuCで勉強した知識では、BIOS、UEFI、GRUB、パーティションの分割等が絡むはずです。日経を読んであると案の定、それらの用語が出現しました。ネットで検索するとデュアルブートは危険であるという記事も多くあったので、今はトラブルシューティングに自信がないため、本案からも撤退することにしました。

WSLを使用して起動

 同じく日経Linuxの2022年1月号の特集2「Windows11ガイド(略)」において、「Part2 WSL活用編」も掲載されていました。その中で、WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Windowsの中でLinuxを作動させる機能であり、Windows11においては、従来と比較して、WSLのインストールが簡単であるということでした。どうやらデュアルブートではないため、日経の手順に沿って導入してみました。
 しかし、出てきたのはGUIではなくCLIでした。GUIを表示するためには、起動するたびに、CLIでコマンド入力が必要となります。GUIが不要ならば、WSLで問題ありませんが、Ubuntuの各種設定をするためには、GUIが圧倒的に効率的であるため、本案からも撤退することにしました。

投稿者

ついこつ鳥

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