前回の投稿からは、総監試験の方が長い付き合いであり、ゴールも近いため、IPA試験よりも優先させるべきと思ったのですが、そういった感情論ではなく、これからの時代における有用性や実用性に重点をおく必要があると思い、以下のとおりまとめました。

総監試験について

 総監、つまり総合技術監理とは、プロジェクトを実施する上で、5つの管理(経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理)について総合的な分析と評価を行うことです。総監試験は、そのような資質がその者にあるのかを判断する試験です。
 そこで、私が総監の資格を取得して、職場で5つの管理を論じてプロジェクトを管理する場合、職員に5つの管理の知識があれば、議論が展開できるのでしょうが、残念なことに、今の職場も今後、異動する可能性のある全ての職場においても、議論が展開できることが想像できません。
 だからと言って、総監の資格を生かすことができる仕事の転職する等の選択肢は、50歳半ばの私にとっては、明らかにデメリットが多すぎて、検討する余地はありません。 

 以上のことから、総監の資格を取っても、それを発揮する場所がなく、自己満足で終わるだけなので、有用性や実用性は無いに等しいことがわかりました。このことは、前々から気付いていたことですが、改めて考えてみると、悲しい現実です。

IPA試験について

 まだ、ITパスポート試験以外のIPA試験の内容を把握していないので、情報セキュリティマネジメント試験(SG)、基本情報技術者試験(FE)、応用情報技術者(AP)の過去問を見ても、問題の意味自体が不明な箇所が多くありましたが、理解できる範囲で過去問の印象から推測できる有用性や実用性に関する考察を以下に示します。

有用性、実用性
有用性、実用性