受験以降、しばらくの間、クトゥルフ神話から離れる
小学校卒業後も、「ムー」を購読し続け、オカルト関連の本を中心に読んでいましたが、高校生の時に古典が好きになりました。特に今昔物語、宇治拾遺物語、伊勢物語等の日本の古文を原文ですらすら読めるようになる頃には、大学受験も近づき、いつの間にかオカルトから遠ざかっていました。ちなみに、日本の古文が好きになった理由は以下の通りです。
①大学受験(当時の共通一次試験)に必要不可欠な国語に関して、他の科目でカバーできない程、弱点でした。
②国語は現代文と古典(古文と漢文)に分かれますが、現代文は壊滅的でした。ただし、古典だけなら平均点は取れました。なぜなら、古典は英語と同じで単語と文法を覚えれば、ある程度点数が取れるためです。
③現代文は漢字等を勉強するにとどめて、古典で満点を取ることで、国語全体で平均点を取る無謀な戦法を選択しました。もちろん古典の単語と文法を覚え、あらゆる作品を読み込むために1年以上を費やしました。
④その結果、古典の問題において、知っている作品が出る確率がほぼ100%になり、点数が飛躍的に伸びて、常に古典だけは満点に近い得点を取るようになりました。
⑤そして、古文が大好きになりました。
その後、社会人になっても、今昔物語や日本霊異記等を原文で楽しんでいました。お気付きかもしれませんが、これらの作品はオカルト要素を含むものであり、やはりクトゥルフ神話のの呪縛は続いていたようです。