小学校高学年時代のファーストコンタクト

ムーを読む
ムーを読む

 私が小学校高学年の頃(1979年、昭和54年)、今も発行され続けているオカルト専門誌の金字塔「ムー」の創刊号を父が買ってきてくれました。当時はB4ぐらいの大きさで隔月刊であったため、次号が出るまでの間にボロボロになるまで読んだものでした。
 そういえば、コロコロコミック(1977年、昭和52年)も創刊号から約2年間は隔月刊でした。あの分厚さは大きな衝撃と喜びを与えてくれ、妹と取り合って読み漁ったのを覚えています。
 話は「ムー」に戻ります。毎回、恐怖体験談や恐怖短編小説が掲載されるのですが、そこで荒俣宏先生監修の「ク・リトル・リトル神話」つまり、クトゥルフ神話が掲載られたことがあり、それを読んだ時、「私が求めていた世界観はこれだ」と喜んだことを覚えています。
 また、1977年に発刊した荒俣宏先生監修の「世界の恐怖怪談」という本、これは海外ホラー小説を子供向けにアレンジしたものが約40作入っている本であり、日本の「恨めしや~」を始めとする古典怪談とは全く違うティストに衝撃を受け、何回も読み直しては、夜眠れなくなったものでした。この本にはラブクラフトの「アウトサイダー」が「おれはだれだ」というタイトルで掲載されていたことは最近気づきました。