最終章:鍵穴兼パズルピースカード(異様なデザインの短剣)
今の私は、ケザイアに取り込まれてしまっているのか、違うのか、わからない。しかし、今、手にしている異様なデザインの短剣を見て確信する。私は正常であり、無事に部屋から出られたことを。
なぜなら、この短剣はケザイア・メイスンの所持品であると同時に、ケザイア・メイスン自身を殺すことが出来るアーティファクトである。私がこれを持っているということは、ケザイア・メイスンは既に死んでいるはずなのである。
事の顛末はこうだ。夢の世界に引き込まれたウォルター・ギルマンは、夢の中で、この短剣を使い、ケザイア・メイスンを殺すことに成功した。そして、日常に帰ってきたのであるが、ケザイア・メイスンの使い魔であるサルの様な生き物、つまりブラウン・ジェンキンに心臓を食い破られて復讐されたということである。
しかし、気がかりなのが、主人を失った使い魔である。おそらく、新たな主人を求めて、精神病院にいるエフレイム・ウエイトの周囲を当てもなく彷徨っているのであろうが、市民に危害を加えないか心配である。(終わり)
反省
いかがでしたでしょうか。原作の内容を知っていたため、その内容をアレンジしてしまい、ゼロからの創作とはなりませんでした。これは仕方がないことなのですが、エフレイム・ウエイトやモーゼス・サージャントの取り扱いが雑すぎたことは大反省です。
言い訳としては、連結条件として「監視」が多すぎて、そこばかり注意が行ってしまい、ストーリの発展性が失われてしまいました。
ただし、ストーリを創作する手段としては面白く、幾度となく事件解決していく中で、辻褄の合うストーリが創作できる可能性があります。そのように出来上がったストーリは、TRPGのオリジナルシナリオとして昇華できるものもあるかもしれないので、今後も継続してチャレンジしていきたいと考えています。